信頼関係のある夫婦になるためには

期待や思い込みを裏切る安易な心の感情は捨てよう

ほどんどの人が人生で関わる人々についての期待や思い込みがあって当然だと考えています。

しかし、これらの期待や思い込みがどんなに正当なものに思われても、思いこむことによって力を相手に譲ってしまっています。

最も親密な夫婦関係でさえ、人は相手が自分の期待にそったかどうかで、愛するかどうかを決めています。

意識して口にはしませんが、あなたのメッセージは「もしもあなたが私の期待に応えれば、あなたを愛してあげる、もしも期待にこたえなければ嫌いになるからね」

という感情のメッセージです。そして、相手が自分の期待に答えれば、それは相手があなたを愛してるという証拠であり、もし期待に答えなければ、愛していない、もしくは嫌っている証拠と感じます。

このように思い込みや期待が大きくなればなるほど、心の安らぎを得るチャンスは減り、日々いろんなことが頭の中を妄想して眠れなくなる日々が続きます。

結婚すると何故かみんな自分に甘くなる

結婚生活では、言った言わないの水掛け論も発生します。

ほんの些細な「今日は何時に帰るから、ご飯食べるよ」なんていっておきながら帰宅は10時過ぎ、飲んで帰るという有り様、一度や二度なら、どうにか許されるものの

三度目があると「もう聞きません」「作らないから自分で食べてね」こんな会話が始まります。これは相手に失望しかけている状態ですね。

これを読んでそんなことぐらいと思った方は要注意です。(家庭以外の日常生活の中で、自分自身がどこかで同じようなことをしているかもしれません。)

もちろん、独身であれば誰に気づかうことなく帰宅などは自由でいいのですが、家族となるとそうもいかなくなるのが日々の生活の中での些細なことがたくさんあります。

結婚をして家族になると「家族になった」という甘えがどこかに生じます。特に男性に多い傾向ですが・・・

少しぐらい連絡しなくてもいいか、今、言わなくても大丈夫、今、手伝わなくてもいいか、などの過信がやがては後戻りできない夫婦関係に繋がり大喧嘩になります。

気が付いたら前のような楽しかった日常がどこかに行ってしまい、二人の仲はもんもんとした日々となります。その先はお二人の気持ち次第ですが・・・・ほんの些細なことが大きな喧嘩に繋がる事は覚えておきましょう。(特に小さな子育て中のご家族の旦那様)

男性いついて特にその傾向が強いのですが、それは、子どもの時に手本になって、自分の感情を人に進んで伝えようとする大人の男性がいなかったためでもあります。しばしば子供たちは、感情を伝えあう事を大人から誤解されて弱虫扱いされるのを見てきました。「男は泣くもんじゃない」「男のくせに」なんて言い方、思い当たる方いますよね。

他人に心の感情の底を伝えたりしたら、嫌われるのではないかとビクビクしています。もしも実際にお前のことを知ったら、「相手はお前のことを嫌うにきまっている」勝手にそう考えてしまっています。

嫌われるのではないかと恐れている気持ちがあるので、周囲の人には自分を見せまいと仮面を創ってしまします。これは男女関係なくあります。

自分を守る気持ちが先行することで、どんどん人間関係がおかしくなり思いもよらない結果「こんなはずじゃなかった」という人生を歩くことになります。

相手を信頼できない

人間関係の中で問題を抱えている人たちと接していると、相談の一番は「相手を信頼できない」ということが分かります。お互いの人生について、金銭、浮気、DV、心理虐待などの諸問題を相手に隠している限り、どんな人間関係も危機にさらされるのは確実です。

でもこれは不信感が生じるのは、人間関係における相手への態度のせいではありません。むしろ自己不信の自分の感情を世間へ投げ出し自分自身を守るため、他の誰かにその悪い面を押し付けてしまっているのです。

自分がやったことを認めてほしい気持ちがある、そんな甘い気持ちの表われです。これは自分が育った環境が大きく関わっていて、いつも逃げて物事をきちんと解決しない、最後までやり遂げないで途中で放り投げる、親に甘えて常に助けてもらう、などがある状態で許されて育ってきたあかしでもあります。

子どもから大人に変わり、結婚して他人と一緒に過ごすというのは、そこには人間関係の信頼の正直さと信頼に基づいていない限り、些細なことからの対立は次から次へと果てしなく起こり続けます。正直さとは、自分が考えたり、見たり、したりすることすべてに誠意と一貫性を持たせることです。嘘をつかない、正直である事が大切です。

夫婦だけに限らず、家族、親族、親子、兄弟など「許せない気持ち」が何年も何年も、時には一生続き、事態にまきこまれている一人一人の関係に影響を及ぼしていくのです。過去の関係の許せない気持ちが残っている限り、新しい関係も不信感で満ちてしまいます。

 

子ども時代の自分の心を癒そう

過去の許せないとなった関係を癒しましょう。どんなにスピリチュアルや自己改革などを受けても前の許しがない心は、身体全体で完全に愛に包まれた人間関係、肯定的な人間関係を創る事は不可能です。

どうしたら信じられるのかということを学びたければ、自分の傷ついた過去からのどんな感情のわだかまりをも手放すことです。

過去を完全に許してこそはじめて「いま」を信頼することができるのです。このことは子ども時代の「環境」「感じ方」が大きく関わっています。

「あの時、あんなことがあったからまた同じことが起こる」「歴史は繰り返す」「また痛い目に合う」などという感情は手放してみてはいかがでしょうか?せっかく、ご縁があり誰かと一緒になり幸せな家庭が得られているあなたなら、「感情のわだかまりを捨てる」ことが出来、きっと変われます。

信頼は見たり聞いたりすることに基くものではなく、私たちがうまれつき真実だと知り、あるいは信じているものにもとづいているのです。

誰でも自分の中にビクビクした子どもが住んでいて、その子が怒った攻撃的な大人の影を取って自己表現するのです。人の行動について目でみえるものに信頼するのはやめましょう。本当に大事なものは目に見えないものばかりです。

現代は子育ての環境も複雑化しております。子どもは愛の光です。親が信頼できる支えとなり、心の内側を言葉にして伝えあって幸せな家族に戻ってみてはいかがでしょうか?

お困りのことがありましたらお気軽にご相談下さい。心がモヤモヤするときは、どんな些細なことも解決しておきましょう。お力になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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