成長期の子どもの栄養不足は疲労感漂う子どもを併発する

 

 

育ちざかりといわれる小学生から中学生の期間

一生のうちで最も多くの栄養素を必要とする時期でもあります。
そのために、この期間6歳くらいから15歳程度までは栄養素の欠乏が起きる時期でもあります。

栄養素が足りなくなると成長が阻害されます。
成長が阻害されると、不調が現れ病気に対する抵抗力が弱くなります。

アレルギーや生活習慣病のうたがいのある子ども達の多くは食の栄養素のバランスの不足や乱れがみて取れます。

成長途中のこども達の身体は、精神、心身ともにアンバランスで不安定な状態なので特に注意が必要です。

大まかにですが成長期の子どもにとっての栄養は

たんぱく質は一日に50gから60g
鉄は12㎎から15㎎(成長期は体内で必要とされる量がとても増大です)
カルシウム、マグネシウム、ビタミンDは骨や歯の発育に不可欠な栄養素
ビタミンDの吸収には摂取するだけでなく日光に当たる時間を作ることも必要不可欠
亜鉛は細胞分裂に必須の微量元素で、欠乏すると発達不全、食欲不振、味覚障害、傷などの修復機能低下などを起こします。
ビタミンB群は成長期の子どものエネルギーの産生、成長、脳や神経の発達に不可欠なものです。
(ビタミンは過剰摂取にも注意が必要になります)

親の共働きなどで子どもが一人で食事をとる、もしくは自分で作るなどが多くなってきている現実はありますが、加工食品などからでは必要とされる栄養素は満たされていないと感じます。

 

小学校高学年のこどもたちは身長も伸びはじめ、成長の早い子どもによっては初潮を迎え特に栄養需要が高まる時期でもあります。

この大切な成長期に食べないダイエットや糖質制限などの自己流の食事法を取り入れるのはとても危険です。

低血圧や疲労感、腹痛、食欲不振などの症状はあっても検査では何もわからずに心療内科にすすめられるケースもあります。構内に席をおくスクールカウンセラーや保健師さんなど、食の栄養素の理解があり、何が間違っていてどのように変えていけばいいのか指導が出来れば問題はないと思われますが、実際に子どもさんに関わることを職業にしている方でもまだまだ食事からの指導をされている方は少ないと感じます。

身体に必要な栄養が満たされないと、こころの不調も決してよくなりません。

栄養不足は世代を超えて連鎖してしまいます。
だから今、栄養状態とはなに?わからない事は知る必要があると感じます。


食卓を守るママに栄養の知識が身につけば、赤ちゃん、幼児、学生、パパに必要な食事を与え、元気な毎日が過ごせて緊急な時だけの最低限の医療で生活ができる事になるでしょう。手料理はママの愛ですね。

 

 

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